英文契約書の用語(単語編)br-cl (No.10)

投稿日 ブログ


英文契約書法律文書等において、経験上、よく目にし、よく使われる、または知っておいて損はない「単語・熟語」をアルファベット順で見ています。すべてを網羅する予定はなく、また、「単語」の範囲も、主に、いわゆる民事で使用されるものとします。(いずれも経験則による主観的な内容です。「正確な意味、用法」については、辞書や専門書をご覧ください。)注意すべき用語には、文例を作成してみました。中でも今回は、特に、「claim」について見てみました。

brief

準備書面、要約、裁判官の意見の摘要書

bring

bring a suit、 bring an action (訴訴する、訴えを起こす、訴えを提起する)bring to court(裁判所に引致する)、bring to prison(収監する)

broker

仲介業者、周旋人、仲立人、仲買人、ブローカー

brokerage

仲買、仲立、仲立営業、受託契約(brokerage contract)

budget

予算

bulk sales

包括譲渡

burden

責任、義務

burden of production(証拠提出責任)、burden of proof (立証責任)

 以下に、簡単な例文を作ってみました。

 The parties hereto shall bear the burden of proof based on this Article「本契約の当事者は、本契約に基づく本条に基づく立証責任を負う。」

The Buyer itself shall bear the full burden「買主は、自らすべての責任を負う。」

business

business day(営業日)、business hours (営業時間)、(取引日間)、business name(商号)、business term(事業年度)事業年度と同じ意味でfiscal year (会計年度)があります。business trust (事業信託)

buying and selling

売買

bylaw(by-law)

附属定款、内規、地方公共団体の条例

bystander

第三者 「第三者」ですが、あまり見た経験はありません。「第三者」を意味する用語で代表的なのは、やはり「third party」かと思われます。

circular

通達、通牒

citation

引用

civil action

民事訴訟 そのほかにも、civil litigation、civil suit、civil proceedings等があります。いずれも、英文契約書の中では、英文契約書では常連の用語です。

 以下に、簡単な例文を作ってみました。

He bring in a civil action to protect against retaliation in fraud cases「不正詐欺行為における報復を防止するための民事訴訟を起こす」

 ちなみに、刑事訴訟では、criminal suit、criminal action criminal proceedings等があります。

civil affairs

民事

civil case

民事事件

Civil Code

民法

civil law

大陸法、ローマ法、市民法、私法、民事法(一般にローマ法に由来する、欧州において支配的な法体系)

civil liability

民事責任

civil procedure

民事訴訟

civil war

内戦

civil rights

公民権、人権

civil servant

公務員

civil service

公務

civil wrongs

民事的違法行為

civilian

文民

claim

主張、債権、申し立て、訴え、特許請求の範囲

 (1) claimに関しては、いろいろな状況で、いろいろな意味に用いられます(例:民事、刑事、行政、規制、仲裁、捜査にかかわる要求、申し立て、訴訟行為、訴訟、調査もしくは訴訟手続き、またはその他の請求もしくは要求)。動詞としても使われます。

Even a matter that cannot be given an estimated monetary value may be the subject of a claim.「債権は、金銭に見積もることができないものであっても、その目的とすることができる。」(民法)

Buyer will indemnify and hold harmless Seller for any loss, liability, claim, damage, expense arising from or in connection with the following events: 「買主は、以下の事件に起因する、または、以下に係わる損失、責任、申し立て、損害、費用について、売主に補償し、損害を与えない」

 (2) 特許明細書の翻訳では、「特許請求の範囲」となりますが、契約書でも、特許がからむ内容がある場合、その部分では「特許請求の範囲」を意味する場合とともに、特許にかかわらない部分では要求、申し立て等、上記の「例」にあげた内容を意味する場合もあります。

 機会があれば、事例ごとに、具体例をまとめてみたいと思います。

claim amounts

債権額

claim bearing interests

利息付債権

claim for damages

損害賠償請求

claim for inquiry

審査申請

claim for relief

救済の申立、救済請求

 

Comments are closed.